スクーターレース、ミニバイクレースについて
スクーターレース、ミニバイクレースとは、原動機付自転車や小型自動二輪車などを用いたモータースポーツの事です。
スクーターレースは、そのコンパクトな車体ゆえ80年代当時よりミニバイクと呼ばれるようになった、49〜124ccの原動機付自転車を使用するレースの事です。
普通二輪に比べて車体がコンパクトでエンジンの排気量も小さい為、サーキット等の設備の面やユーザーに掛かる負担も含め普通二輪を使用するレースに比べてコストが格安で済む事から、オートバイブームであった80年代中盤から盛んになり、全国各地で行われている。
小排気量ではあるが時速100km近くもしくはそれ以上のスピードが出せ、大排気量車に劣らぬ装備を持つ車両も多いために本格的なレースが楽しめることも大きな特長。しかし近年ではエンジン、タイヤの高性能化に伴い、ロードコースを使用したレースでは速度が160kmを超えることも珍しくないため車体の安全性が問題視されている。
競技人口は大人から小さな子供までと幅広いが、特に子供では上級クラス(ロードレースのGP125クラス)への橋渡しとして、ポケバイの次のステップとして競技に参加しているケースが多い。
ミニバイクレースが初めてのモータースポーツ経験というユーザーも多く、中にはミニバイクから本格的なレース活動を始めて、ロードレース世界選手権最高峰クラスのMotoGPに参戦しているライダーもいる。
現在では、オートバイブームの終了によるロードレース人口の減少、サーキットの閉鎖等によるレース環境の低下、ベースとなる車両の生産終了、などに伴う競技人口の減少が指摘されている。
スクーターレース、ミニバイクレースで使用される車両
2ストロークの車両が主軸となるが、近年の環境基準強化に伴い4ストロークエンジンのモデルも出始めている。既に市販車では2ストロークバイクは生産中止となっており、レーサーモデルのみ生産し続けているホンダも2ストロークエンジンのバイク生産を2011年で完全に打ち切るとアナウンスしており、今後は4ストローククラスが主流になって行くと予測される。
スポーツバイククラスで使用される主な車種
- ホンダNSR50/80/Mini
- ホンダNS50-F/NS50-R
- ヤマハTZM50R
過去のスクーターレースでは
- スズキRG50ガンマ
- ヤマハRZ50(5R2)
- ヤマハYSR50/80
- カワサキAR50/80
といった車種が人気であった。
現在のレースではメンテナンス性や、パーツ、データの豊富さからホンダ車を使用するユーザーが多く 12インチクラスではNSR、13インチ以上のクラスではNS50Fのワンメイク状態となっているレースが殆ど。他のメーカーの車種は淘汰された形になってしまっているが、
- カワサキKSR50/80
等はワンメイクレースなどが盛んに行われるほど根強いファンが居るようだ。
スクータークラスのレースで使用される主な車種
- ホンダライブディオZX
- ヤマハスーパージョグZR/Z
- ヤマハリモコンジョグZRエボリューション/Z2
- ヤマハシグナスX
- スズキスズキ・ZZ
ミッションクラスとは異なり、こちらはヤマハ車であるジョグが強く 殆どジョグのワンメイク状態となる事が珍しくない。 フル改造クラスでは海外の輸入車両の参戦も見られる
ストローククラスでは以下の車両の参加が目立つ。
- NSF100
- エイプ50/100
- モンキー/ゴリラ
上記はあくまでレースにおける「人気車種」であり、必ずしも上記の車両でなくてはならない訳では無い。 レギュレーション(規則)に合った車両であればどんなミニバイクでもレースの参加は可能である事を記しておく。
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』